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ちひろの世界、体験いかが 花フェスタ主会場できょうから企画展

ちひろの代表作『ままごと』の作品の前で遊ぶ園児たち

 絵本画家・いわさきちひろ(1918~74)の作品を、絵本の中に入ったような特別な空間で味わえる企画展が25日から、信州花フェスタ2019のメイン会場・県松本平広域公園内のやまびこドームで始まる。ちひろが愛した草木や花、子供たちの絵を、デジタル技術でプリントした大きな布が円形に並んだ展示スペースで、作品の世界観を感じながらの記念撮影や、水彩技法を体験できるワークショップが楽しめる。

 布は縦横各2・7メートルの大きさ。直径8メートルの展示空間に18枚並び、内側は花や子供たちを描いた作品が、外側には絵本『ふたりのぶとうかい』の絵が印刷されている。ちひろの代表作を題材にしたパネル2枚も並び、たくさんの花を載せた手押し車を押す子供を描いた「はなぐるま」のブースでは、花車を再現したアート作品と共に、絵と同じ構図で写真が撮れる。もう一つの代表作『ままごと』のブースは、ままごとを楽しむ絵の中の子供と同じように、来場した子供たちが自由に遊ぶことができる。ちひろが自宅の庭で育てていた花を中心に集めた生花の装飾も見どころだ。
 企画展のオープンを前に24日、柏木保育園の園児を招いたプレイベントが開かれ、子供たちがお絵かきをしたり、ままごと遊びをしたりして笑顔を見せていた。特別協力する安曇野ちひろ美術館の阿部惠副館長は「平和を願い、自然や子供を愛したちひろの作品を多くの方に体感してほしい」と願っていた。
 展示は6月16日まで。入場無料。オープン初日の25日は来場者先着100人へ、ちひろ作品の絵はがきや花の種を贈る。ワークショップは2種あり、ちひろ作品に多く登場する「帽子」の絵を描く体験を期間中毎日、にじみの水彩技法の体験を土日に開催する。

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