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山雅・田中隼J1400試合出場へ

 サッカーJ1松本山雅FCのDF田中隼磨(36)が、J1リーグ戦通算399試合出場を果たし、26日のアウェー名古屋戦に出場すれば、J1通算400試合出場の節目に達する。J1で400試合以上出場しているのは過去に23人だけで、田中もその先輩Jリーガーと肩を並べることになる。ただ、チームがJ1で思うように勝てていない状況を踏まえ「今は自分の記録よりもチームが勝つことが大事」と言い切る。平成25年までプレーした古巣の名古屋を相手に「何かの巡り合わせで幸せに思う。内容と結果が本当に大事になる試合だけに勝ちたい」と意気込んでいる。

 松本市出身の田中は、高校を卒業した平成13年に横浜F・マリノスユースからトップチームに昇格し、その年の開幕戦でJ1デビューを果たした。FW三浦知良(当時)を有するヴィッセル神戸との試合は「緊張感もあって鮮明に覚えている」と振り返る。翌年は出場機会を求めて当時J1だった東京Vにレンタル移籍し、J1初ゴールも決めた。その後も横浜FM、名古屋でJ1出場を重ね、J1通算355試合出場を果たした25年シーズン末に名古屋を退団し山雅に加入した。山雅では27年にJ1で34試合に出場。山雅で2度目のJ1の今季は10試合に出場し、節目まであと1試合となった。
 足かけ15年になるJ1での戦いで400試合に手が届くことに田中は「努力の証しで、松本という地からでも達成できることが子供たちの刺激になれば」という。J1での過去の399試合で印象に残った試合は「パッとは思いつかない」としつつ、山雅が初めてJ1を戦った27年シーズンで、J2降格が決まったアウェー神戸戦を思い起こし「あの悔しさは忘れられない」と吐露する。
 横浜FM、名古屋でJ1のタイトル獲得も経験した。「J1で優勝を果たしたが、僕はすぐに次のことを考える。『優勝したい』『タイトルを取りたい』が僕のモチベーション」と高みを見据える。地方クラブの山雅でJ1の頂を取るのは厳しいが「山雅がJ1に定着するのは優勝と同じくらいの価値があると思う」といい、チームの目標達成に全力を尽くすことを約束した。

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