地域の話題

和菓子「開智」開運堂で30年 学校建築 国宝指定へ喜び

 松本市中央2の老舗菓子店・開運堂は、国宝に指定されることが決まった明治期の学校建築「旧開智学校校舎」(松本市開智2)にちなんだ和菓子「開智」を30年にわたって販売している。平成2年7月に商標を取得し、当時は国宝・松本城に比べ知名度の低かった旧開智学校のPRにもなればと販売してきた。関係者は突然の吉報を喜んでいる。

 もち米をお麩のような軽い食感に焼き上げた直径5センチほどの上品な「浮焼き菓子」で、旧開智学校の校舎を象徴する中央部の八角塔屋に見立て、八角形に青く「東西南北」が記されている。箱も青い窓枠をイメージし、旧開智学校について当時の筑摩県参事・永山盛輝の言葉と、当時の松本の新聞「信飛新聞」の言葉がそれぞれ記されている。
 女鳥羽川沿いにあった旧校舎の開智小学校卒業生でもある同店の渡邉公志郎社長(76)は「市民が教育に熱心な教育都市である松本市の心意気がもっと知られてほしいとの願いから販売してきたが、国宝に指定されるとは夢にも思わなかった」と驚きつつ「歴史的には若い開智学校の校舎がお城と同等に評価されたのは素直にうれしい。近代教育発祥の証しとしてさらに知られてほしい」と願っていた。
 1箱12枚入りで税込み842円。問い合わせは同店(電話0263・32・0506)へ。

連載・特集

もっと見る