地域の話題

豊科高家・真々部区梓橋東地区の寄り合い亭10年

 安曇野市豊科高家・真々部区の梓橋東地区の10世帯が、月1回の「寄り合い亭」を10年以上にわたって続けている。お茶を飲みながら互いの体調から時事問題まで幅広い話題に花を咲かせ、さまざまな情報を共有し合って、いざという時に助け合える関係を築いている。他地区からうらやましがられる気よりの良さで、住みやすい地域づくりを進めている。

 メンバーの一人で市消防団長の二木弘さん(54)が会場を提供している。毎月第3日曜日の午後7時に、夕食を終えたメンバー12人がペットボトルのお茶と会費100円を手に集まる。始まった当初は500円会費で当番がお茶菓子を用意していたが、少しでも負担を減らし長く続くようにと、昨年8月からお茶菓子を出すのをやめて各自お茶を持ち寄る現在の形になった。
 「〇〇さんが無事退院した」「〇〇さん夫妻の金婚式おめでとう」「〇〇さんの風邪が長引いて心配」―。その回に話題に上ったことを記す大学ノートからは、家族のように気遣い合う様子が伝わってくる。飯島陽平さん(85)は「名前の通り寄り合って、顔を見て話せることが安心感につながるし、絆が深まる」と力を込める。最高齢の二木幸子さん(87)も「毎月の楽しみで来ている」と笑顔で話した。
 同地区は昭和30年代から住宅が立ち並び始めた比較的新しい地域だ。仲間の退職などを機に「気楽に情報交換や世間話をして親睦を図る場」がほしいと声が上がり、平成19年9月22日に寄り合い亭が始まった。今年7月に120回目を迎える。
 メンバーの中では若手の須澤祐一さん(60)は「大学ノートを見返すとさまざまなことを話してきたんだなあと思う。これからも楽しんでやっていかれれば」と話していた。