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松本観光満喫のアウェーサポ多く J1山雅のホーム戦来場者増加で

スタンドを埋めるアウェーサポーター(3月9日、浦和レッズ戦)

 サッカーJ1松本山雅FCのホームゲームに来場し、試合後の翌日に松本市中心街の商店に立ち寄ったり、国宝松本城を見学したりするアウェーサポーターが、J2を戦った過去のシーズンよりも目立っている。対戦相手のサポーター数がJ2よりJ1の方が多いことに加え、試合開催が土曜日中心となり、試合後に滞在しやすくなったことなどが要因として考えられる。 

 市と松本商工会議所は、中心市街地の商店を訪れたアウェーサポーターを対象に抽選で特産品をプレゼントし、商店が来店客に独自のサービスを行う「おもてなしキャンペーン」を続けている。プレゼントへの応募は昨季全体で92件だったが、今季は4月6日のヴィッセル神戸戦以降のリーグ戦4試合ですでに69件の応募があった。
 応募者を対象にしたアンケートでは、「試合の前泊して滞在」が23件(うち9件は市外に宿泊)、「後泊して滞在」が32件だった。必勝祈願のお札をプレゼントしている大名町通りの木下製印社(大手3)の木下匡晃社長は「これからナイターの試合が本格的に始まるので、さらに後泊する人が増えると期待する。旧開智学校校舎の国宝指定も追い風になれば」と話す。
 松本観光コンベンション協会は今季、中心市街地への誘客を目的に山雅のリーグ戦ホームゲームに来場するアウェーサポーターに国宝松本城の無料観覧券付きチラシを試合会場で配布している。初めての試みで、試合後に中心市街地に滞在してもらうことを目的にしている。実際に観覧券を使用した人は5月4日のセレッソ大阪戦までのリーグ戦5試合で、翌日が計367人、翌々日の人も5人いた。
 事業を担当する同協会の小坂克博さんは「観光も楽しもうという層も少なくないことが把握できた。さらに中心市街地への滞在につながる施策を考えていきたい」と話している。

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