地域の話題

湧水と茶を堪能 工芸の五月でイベント

湧水を生かした民家の庭を見学する参加者

 松本市の市街地に豊富にある湧水を巡り、湧水のある庭で茶を味わうイベント「源地みずにわ茶席わらべの泉編」が19日に開かれた。月間イベント「工芸の五月」の一環で、市内の高校生らが扮する着物姿の「みずめぐり姫」の案内で、市民らが湧水の飲み比べを楽しんだり、水を活用した生活の風景を見学したりした。

 グループごと湧水10カ所ほどを巡り、締めくくりに中央3の住吉康則さん宅の庭に設けられた茶席で、湧水で入れたアイスティーと和菓子を味わった。茶席で使う器・道具は、地元の工芸作家や町会の有志が手作りで用意し、工芸の魅力を多彩に紹介した。会社員の藤森あかねさん(28)=島立=は「地元で育ったけれど、湧水を巡ったのは初めて。味の違いや水と結びつきの深い生活文化を知ることができて、松本のことがもっと好きになった」と満喫していた。
 企画を担当した茨城大学の一ノ瀬彩助教は「湧水のある豊かな暮らし、工芸を通じた暮らしの楽しみを感じてもらえたら」と願っていた。