連載・特集

2019.5.20 みすず野

 健康飲料の企業が隔月発行している冊子の最新号で、酢が取り上げられていた。酢はいわば調味料の一つ。味噌、しょうゆと同じ発酵仲間なのだが、味噌、しょうゆに比べると地味な存在で、種類、造り方、健康効果など案外知られていない◆酢は、穀物や果物を原料にした酒を酢酸菌で発酵させて造る。したがって、酢の種類は酒と同じくらい多彩という。米酢と黒酢の違いは、米酢は精白米、黒酢は玄米から造り、玄米にはアミノ酸が豊富な層が含まれていて、これがまろやかな味わいと黒い色を生むのだそう◆ちなみに、酢飯に用いるのはすし酢。砂糖、塩、みりんなどで調味した酢のことである。さて、酢の効果だが、よく言われる疲労回復、食欲増進のほかに、内臓脂肪の減少、血圧降下、血糖値上昇の抑制といった働きがある、と実証されてきた。大事なのは摂取の仕方で、大さじ1杯(15cc)を目安に、毎日取ることが望ましい◆最新号では、専門家がそうアドバイスしている。うっとおしい梅雨、それが明ければ暑い夏がやって来る。酢を上手に食べて、飲んで備えたい。「薫風を入れて酢をうつ飯まろし」(古賀まり子)

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