地域の話題

上松の「お針の会」が神楽の装飾繕う

 上松町の60~80代の女性6人でつくる手芸グループ「お針の会」がこのほど、地元の祭典執行団体・上若連の依頼を受け、祭りで大太鼓を載せて担ぐ「神楽」の装飾を修繕した。18日の五社神社例祭を始まりに、9月6、7日の諏訪神社例祭、9月末の八幡宮例祭で使用される。

 大太鼓を神楽に固定するために使う長さ約10㍍、一周り約40㌢の長大な「胴巻き」と、大太鼓を覆う「太鼓幕」などを直した。いずれも長年使われ、胴巻きは詰め物の綿が内側で分離し、太鼓幕は生地が傷んでいた。
 修繕で難儀したのが胴巻きだった。胴巻きの紅白生地の一部分を開いて綿を詰め直し、元通りの形にした。太鼓幕も型が残っていなかったため、古い太鼓幕をいったんほどいて形を確かめ、丈夫な綿生地で作り直した。
 お針の会会長の大橋貞子さん(82)は「一針一針心を込めて繕った。祭りは1年で一番大事な行事。信頼され、こういう形で応援できたことは光栄の至り」と喜ぶ。
 上若連の次年長頭・下野悠太さん(35)は「修繕できる人は少ないと思う。本当にありがたい」と感謝し、年長頭の垣外茂剛さん(36)は「会の皆さんの思いを受け取り、大切に使いたい」と話していた。

連載・特集

もっと見る