政治・経済

安曇野市観光協会がサイクルポート来月増設

 自転車を好きな時に好きな時間だけ使えるシェアサイクルを安曇野市内で運営している安曇野市観光協会は6月、事業を拡大する。貸し出し拠点「サイクルポート」を現在の10カ所から16カ所に増やし、台数も25台から50台に倍増させる。導入した昨年は1日平均の利用台数が1・75台にとどまっただけに、利便性を高めて利用率を高めることを目指す。

 サイクルポートは穂高駅や大王わさび農場、旬の味ほりがね物産センターなどにあり、15分100円、1日最大3000円で電動アシスト付き自転車を借りられる。6月下旬には豊科駅、市役所、安曇野スイス村など6カ所に新設する。大型連休中は78台の利用があり、穂高駅前から各観光地へ向かうケースが圧倒的に多かった。
 ただ、昨年(8~11月)の利用実績は214件で運営コストに見合った収入がなく赤字だった。専用アプリをダウンロードして登録する事前の手続きが、初めて使う観光客に面倒がられた向きがある。
 観光協会はポートの増設に合わせ、もっと簡単に借りられる方法を模索しているほか、美術館巡りや田園地帯散策のサイクリングモデルコースの設定を検討している。同じシステムのシェアサイクルを実施している松本市との相互乗り入れを推進できるように、自転車の輸送やバッテリー充電などの方法を今後協議する。
 シェアサイクルは観光地巡りだけでなく、近場への外出や通勤などの普段使いにも適している。「自転車を活用したまちづくり」を掲げる市も自転車利用を呼び掛けている。観光協会の白澤勇一事務局長は「観光客だけでなく地元住民にも2次交通の手段として使ってもらえるように情報発信し、利用率を上げていきたい」と話している。

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