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美ケ原で牛の放牧始まる

 松本市郊外の美ケ原高原にある美ケ原牧場で15日、今季の牛の放牧が始まった。初日は、美ケ原牧場畜産農業協同組合(宮下隆文組合長)に加盟する松本地域の農家らが乳牛を中心に約30頭をトラックで運び込み、広々とした牧場に放した。
 高原に到着した牛たちは元気よく牧場に駆け出し、牧草をはんだり、自由に走り回ったりしてのびのびと過ごしていた。今季は7月まで中南信地域から約250頭を受け入れ、おおむね10月中旬まで放牧を行う。平地より7~8度ほど気温が低い冷涼な高原は暑さに弱い牛も過ごしやすく、足腰が強い健康な牛を育成できるという。
 放牧数の減少、冬季雪が少なかった影響で牧場エリアでシカの食害が広がっていることなど運営面での課題もあるものの、宮下組合長(70)は「高原の草原風景を保つためにも大切な営み。続けていきたい」と話していた。