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地元の魅力 児童が発見 豊科郷土博物館 タカラさがし部始まる

 安曇野市豊科郷土博物館友の会「タカラさがし部」の本年度の活動が11日に始まった。市内の小学生が月1回ペースの体験学習で地元の魅力を探す。初回の会場は豊科南穂高の飯沼飛行士記念館で、昭和12(1937)年に当時の世界新記録となる速さで東京―ロンドン間を飛んだ地元出身の飛行士・飯沼正明(1912~41)の偉業に触れ、飯沼が操縦した純国産機「神風」号の模型を作るペーパークラフトも楽しんだ。

 部員の親子約50人が参加した。子供たちは自分で作った紙製の神風号を手に館内を見学し、飯沼飛行士の生い立ちや世界新記録までの道のりを写真でたどった。当時の新聞記事を見て「横書きも右から読むんだね」と驚く子もいた。保護者からは「戦時中の事だと思っていた」「世界的な偉業だったのね」といった声が聞かれた。
 穂高北小4年生の桜井健太君(9)は「時速500キロの飛行機を操縦できるなんてすごい」と目を輝かせた。穂高南小6年生の青柳泰輔君(11)は「神風号は戦闘機と形が全然違う。面白い」と興味深そうだった。
 タカラさがし部は昨年度に創設された。2年目となる本年度は31組の親子と小学校の教員らが登録して、タマネギの収穫や火おこし体験、貞享義民記念館周辺の散策、地元の企業や防災施設の見学といったさまざまな活動を計画している。部長で穂高南小学校教諭の千村裕一さんは「安曇野の未来を担う子供たちに、五感を使って地域の宝を見つけてもらいたい」と願っていた。