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山雅健闘序盤は12位 得点力向上が不可欠

 サッカーJ1リーグは10試合が終了した。J1での2度目の挑戦をしている松本山雅FCは3勝2分け5敗の勝ち点11で順位は12位につけている。開幕前は苦戦が予想されていたものの、現状はJ2自動降格圏の17位仙台に勝ち点4差を離しておりまずまずの戦績だ。ただ、最近の2試合は2失点ずつしての連敗と不調気味で、さらに連敗が続けば一気に順位を落としかねない。12日には4連勝中で5位につけるコンサドーレ札幌と対戦する。難敵だがまずは連敗をストップし、その後の上位陣との戦いに勢いをつけたい。

 山雅の今季の戦績はJ1に初挑戦した平成27年シーズンの同時期と同じだ。その年は11節からリーグ折り返しの17節までに1勝しかできず、4勝3分け10敗で後半戦を迎え、その後も思うように勝てず最終戦績は7勝7分け20敗の16位でJ2への降格となった。
 今季は、守備はリーグ9位タイとなる11失点とまずまずだが、攻撃の6得点は、最も少ない1得点の鳥栖に次いで2番目に少ない。攻撃でリズムを作れないことが守備にも響き、最近の試合は中盤でミスからボールを奪われて失点を重ねた。山雅が10試合で放ったシュートは79本で、リーグで3番目に少ない。ただ、大分は山雅より少ない64本のシュートで13得点している。山雅と同じく今季J1に昇格した大分は3位につけており、少ないチャンスを確実に決めきるかの差が出ている。
 山雅で今季のリーグ戦に先発フル出場しているのはDF橋内とDF高橋の2人だけだ。後は相手に合わせて選手を入れ替えるなどしている。橋内は10試合を「相手の良さを消す守備でJ1の攻撃に慣れてきた」という。ただ、試合前半の失点は、8試合を終えた段階で川崎戦の1失点だけだったのが、最近の2試合は前半に1点ずつ失っていることに「無失点の時間を長くしなければリズムをつくれない」と修正点を挙げる。今季の3勝はいずれも先制点を奪って挙げただけに、粘り強く守って良い攻撃につなげることが求められる。
 山雅はここから5位札幌、8位鹿島、2位名古屋と上位陣との3連戦となる。反町康治監督は「ペナルティーエリアへの進入を増やす攻撃の形を作っていきたい」という。J1で生き残るためにも得点力を上げることは必須だ。
 サッカーJ1松本山雅FCはリーグ戦第11節の12日、松本市のサンプロアルウィンでコンサドーレ札幌と対戦する。午後1時のキックオフとなる。