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全日本カデ柔道63キロ級で女王に 松商1年の矢澤愛理さん

 松商学園高校柔道部の1年生・矢澤愛理さん(15)が、15歳以上18歳未満(カデ)の選抜選手が出場する「全日本カデ柔道体重別選手権大会」(全日本柔道連盟主催)の女子63キロ級で優勝した。県内選手がこの大会を制するのは男子も含めて初の快挙だ。優勝したことで国際大会の出場権も獲得し、将来の五輪出場という夢への一歩を踏み出した。「これまでで一番自信が付いた」と振り返る矢澤さんは、世界の大舞台に向けて士気を高める。
 大会は4月14日に大阪府で開催され、女子63キロ級にはこれまでの実績から選抜された全国の8選手が出場した。矢澤さんは初戦から決勝までの3試合全てで延長戦にもつれ込むなどいずれも激戦だった。初戦こそ技が掛からずに「心が折れそうになった」と苦しんだが、反則勝ちで準決勝に駒を進めると、その後の2戦は「自分の柔道ができた」と納得の表情を見せる。準決勝は得意の大内刈りで、決勝は内股でそれぞれ試合を決めた。
 矢澤さんは塩尻市丘中学校出身で、中学時代は全国中学校体育大会(全中)に1年生から出場した。個人戦は1、2年生で16強入り、3年生では準優勝を果たした実力者だ。積極的に攻める柔道が持ち味で「投げ技に入ったときに最後までやりきれる」(矢澤さん)のが強みだ。
 5月中旬にポーランドで開かれるカデ国際大会の出場権を獲得し、9月にカザフスタンで開催される世界カデ柔道選手権大会の出場も内定した。「外国人選手にどこまで通用するか。2大会とも優勝を狙う」と力を込める。まだ荒削りな組み手を修正し、世界の頂点を虎視眈々と狙う。

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