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農業のある暮らしに助言 塩尻・県野菜花き試験場に相談センター

試験場正面に相談センターの看板を設置する山村さん(左から2人目)ら
 県は9日、「農ある暮らし相談センター」を塩尻市宗賀の県野菜花き試験場に開設した。暮らしに農業を取り入れたいと考える県民の相談業務や技術支援を進める県内初の機関で、専門のアドバイザーが常駐して相談に応じる。農業の担い手が減少し、農村地域が荒廃する中、自給自足を志す移住者や定年帰農者ら農家以外にもサポートの範囲を広げることで豊かな地域環境を目指す。
 アドバイザーには国内外で農業を学んだ後、13年前に都内から県内に移住して「農業のある暮らし」を実践する地元の山村まゆさん(39)が就いた。原則平日に常駐し、農作物の栽培管理や病害虫防除などに関する窓口と電話の両相談に応じる。農業を取り入れた生活を志向する人に向けた情報発信、各地の農業体験講座における技術支援、関係機関への橋渡しなども担う。  県の農ある暮らし応援事業の一環。本業の農家以外にも「余暇に農業に挑戦したい」「家庭菜園を充実させたい」などと考える県民が少なくない中、円滑に農業に打ち込める環境を整えることで田畑の再生につなげる。  同試験場で開設式があり、山本智章・県農政部長は「多様な人材が関わることで農村地域が活性化するように」と願った。  相談業務は平日午前9時~午後4時(昼休みを除く)。問い合わせはセンター(電話番号080・8883・6619)へ。