地域の話題

南木曽町公民館 妻籠分館建て替えへ

 南木曽町教育委員会は、老朽化した町公民館妻籠分館の建て替えを計画している。施設向かい側の旧妻籠小学校校舎と中学校校舎のうち、小学校部分を解体し、跡地に分館機能を備えた「町並み交流センター」を建設する。住民の意見を反映しつつ妻籠の雰囲気と調和した木造施設にする考えで、本年度に基本設計を終え、令和4年度に新施設を開館させる目標だ。

 新施設は会議棟と多目的ホール棟の2棟で構成する。妻籠の住民代表でつくる建設委員会で、新施設に必要な機能や間取りを議論しており、設計に反映させる。8月末までに基本設計を終えて建物の規模や構造などを定める。現在の分館は新施設開館まで使用し、その後取り壊す方向で検討している。
 新施設には、地元の木材や業者を最大限活用する。町側は地元の力で公共施設を造るモデルケースにしたい考えで、庁内に部署横断の委員会を設けて具体策を詰める。
 妻籠分館は昭和34(1959)年建築で、妻籠宿を見下ろす高台にある。妻籠は全国で最初に公民館活動が始まった場所とされ、さまざまな文化活動や催し、会議の場となっている。町教育委員会は「地元の意見を聞きながら計画を進めたい」としている。
 分館建て替えで取り壊さない、旧妻籠中学校校舎は昭和25(1950)年建築で、この時期の木造校舎として貴重という。町内には田立にもほぼ同時期建設の木造校舎があり、町教委は分館建て替えとは切り離して二つの木造校舎の扱いを検討し、年度内に方向性を定めたいとしている。