地域の話題

ラーメン・そば・うどん 松本と山形の3店舗が同じスープで共演

3店連携企画を行う(左から)西沢さん、菅原さん、塙さん

 松本地方で自家製麺にこだわって営業するラーメン、うどん、そばの3店舗の店主たちが、それぞれの店の味の個性を生かしたスープを共同開発した。麺類を扱い、独自の味にこだわる「仲間」として意気投合し、それぞれの技術の向上につなげつつ、食を通じて地域を盛り上げたいと企画した。5月の土曜と日曜限定で、全く同じスープを使いながら麺や具材で個性を打ち出したラーメン、うどん、そばをそれぞれ提供する。

 松本市白板1のラーメン店「とり麺や五色」の西沢寛佳さん(38)、同市大手4のうどん店「うどん酒場勝利」の菅原巌礼さん(50)、山形村のそば店「そば処木鶏」の塙和貴さん(37)の3人が企画した。スープは2種類で、うどんのいりこだし、そばの「かえし」やかつおだし、ラーメン用の軍鶏スープや白湯スープを組み合わせ、しょうゆダレの「あっさりスープ」と塩ダレの「こってりスープ」に仕立てた。各店で同じスープを使い、自慢の麺や具材を入れた一杯を完成させ、来店客に風味や食感、こだわりの違いを楽しんでもらう。
 今年1月に西沢さんが木鶏へ来店した際に、塙さんと意気投合したのがきっかけで、共通の友人を通じ菅原さんも加わった。塙さんは以前から、そば店同士で協力して技術交流をするなど、地域の食を盛り上げる活動を続けており、その発展形として「ラーメン、うどん、そばの麺類異業種交流」を思いついたという。2月から、各店の自家製麺やだしの生かし方を包み隠さず披露しながら学び合う自主学習会を続け、今年5月で五色が開店10周年になるのを記念して3店連携企画へと発展させた。
 塙さんは「異業種から学べることは多い。業界の枠を超えて交流を広げ、新たなおいしいものを生み出し、刺激し合えるイベントにも発展できれば」と意気込んでいる。
 共同開発したスープの提供日は、3店共通で5月11日と12日、18日と19日、25日と26日となる。営業時間などの問い合わせは各店へ。