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天狗の舞い勇壮に 上松の駒ケ岳神社で例祭

 上松町小川の駒ケ岳神社例祭が3日行われ、国選択無形民俗文化財「太々神楽」の13座(演目)が奉納された。見せ場の「四神五返拝」では、天狗の面を付けた舞手4人が床を踏み鳴らしながら何度も跳び上がり、迫力で見物客を魅了した。
 朝から順次、座が進んだ。四神五返拝では天狗が跳ぶたびに四方からフラッシュがたかれ、一瞬の光に照らされた姿は空中に静止したかのように見えた。今年はいずれも30代の若手が舞手を務めたが40分以上続く長い舞だけに、面越しに激しい息遣いが聞こえた。
 神楽は東小川地区の16軒が神楽連(田上利男会長)をつくって代々守っている。天狗の舞手となった古田誠一さん(38)は「何事もなく無事に終えられた」と大きく息を吐き「伝統を絶やさないようにみんなで頑張っていきたい」と意欲を語った。神楽連の最年少で同じく天狗の舞手を務めた和田研吾さん(31)は「しんどかった」と笑いつつ「若い人がなかなかいないので、これから何年も(天狗を)続ける覚悟はできている」と話した。