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穂高神社 215年ぶりに大鳥居建て替え

215年ぶりに建て替えられた木造の鳥居。テープカットをして完成を祝った

 安曇野市の穂高神社の木造の大鳥居が、215年ぶりに建て替えられた。上皇になった前天皇陛下の在位30年と新天皇陛下の即位を記念して行われ、3日に竣工祭と通り初めをして無事の完成を祝った。荘厳で立派な装いを新たにして令和の時代の参拝客を迎え入れる。

 鳥居は高さ7・92㍍、幅5・48㍍で以前の鳥居と同じ形、大きさだ。最上部の笠木の長さは10・76㍍で、規模に見合った太いヒノキを2年近く前から探すなど良材を苦労して調達し、約1カ月半かけて工事した。旧鳥居は明治2(1869)年の建築とみられていたが、解体して調べたところ墨書きがあり、江戸後期の文化元(1804)年に建てられたことがわかった。
 通り初めには氏子総代や地元区長、一般の参拝客など100人以上が集まり、テープカットの後、木目が美しい薄茶色の鳥居の柱に手で触れたりしながら、かみしめるようにゆっくりとくぐった。神奈川県秦野市から家族と観光で訪れた会社員の南雲修一さん(54)は「すごい偶然。出来たばかりの鳥居を見たことはなかったけれど、木の鳥居は厳かでいいですね」と節目に立ち会えたことを喜んだ。
 穗高光雄宮司はあいさつで「令和が安泰で戦争のない平和な時代となり、皆さまが鳥居をくぐり抜けて神様のご加護をいただければありがたい」と述べた。