連載・特集

2019.5.25みすず野

 手前みそになるが、小紙で研修している米国人大学生ジャレド・マッカーサーさんの「松本ダイアリー」が面白い。スケボーの愛好熱が高まる環境をつくろうと提案したり、日本人の情報入手経路の偏狭さを「鎖国は150年以上前に終わったのに」と皮肉ったり◆横並びを指摘される国民性が海の向こうから来た青年の目にどう映ったか。松本の文化をあらためて教えられることもあろう。近所や職場で紙面を話題にしていただけるとうれしい。68年前に離日したマ元帥の「遠い親戚」という"未来の大統領"の宝物になる◆各地区面に「ようこそ校長先生」が載った。かつて校長室に入るだけで緊張したものだが、同級生も就く世代となった今では親しみを覚える。マッカーサー流に言えば模範解答みたいな「建前」と読めるかもしれないが、教育への情熱や若い頃の様子に触れてもらえたなら幸いだ◆ある先生が「児童たちは22世紀まで生きるかも」と言っていた。令和で精いっぱいの身に来世紀は視野の外だった。隣の学校田で田植えに励む子供たちに「2112年生まれのドラえもんによろしく」と声を掛けたい。あと93年である。

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