地域の話題

上高地 観光シーズン到来 開山祭で安全祈願

 北アルプスに本格的な山岳観光シーズンの幕開けを告げる「上高地開山祭」(実行委員会主催)が27日、松本市安曇の山岳景勝地・上高地で開かれた。雪が舞うあいにくの天候で、残雪を抱いた穂高連峰を仰ぎ見ることはかなわなかったが、多くの観光客や登山者、地元関係者ら約3500人が河童橋のたもとに集まり、今季の山の安全を祈願した。

 乗鞍アルプホルン愛好会によるアルプホルンとアコーディオンの演奏で開幕し、上高地に奥社がある穂高神社(安曇野市)の神職が山の安全を祈願した。河童橋の上で鏡開きを行い、地元の稲核獅子舞保存会が獅子舞を奉納した。
 実行委員長の上條敏昭・上高地町会長は「開山祭は去年50回を迎え、今年から新たな歴史を築いていきたい」とあいさつし、上高地を訪れる外国人客が年々増えいることにも触れて英語と中国語で歓迎の言葉を述べた。
 上高地を訪れたオランダ出身で市内の企業に勤めるノエル・ライカーズさん(28)は「オランダには山がないので上高地の景色は本当にすばらしい」と話していた。津市の山田賢治さん(56)は「5、6年前に開山祭に来た時も雪だった。4月下旬に雪景色を見られるなんて感動的だね」と喜んでいた。