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図書袋の変遷 調査、公表へ 安曇野市図書館

 「肩掛けで、ふた付きの図書袋は、長野県生まれなんだって」。こんな声を受けて、安曇野市図書館は24日から、借りた本を入れる袋「図書袋」の調査に乗り出す。来館者に小学校時代を過ごした地域や年代、図書袋を使ったことがあるか、素材は何だったかなどをアンケートして、この地域の図書袋の変遷をたどる狙いで、9月の図書館フェスタで結果を公表する。

 市立5図書館は、本の保護のために図書袋持参運動に取り組んでいるが、この地域ではよく知られた図書袋が県外出身者には珍しく、テレビ番組で「長野県独自」などと紹介されていることが分かった。中央図書館(市穂高交流学習センター・みらい内)の司書らが文献に当たってみたものの詳しいことがわからず、昨年末に職員約40人にアンケートを取った。
 その結果、現在は布製が主流だが昭和30年代には紙製もあったことや、平成に入って市販品が増えたことなどが分かった。中には昭和50年代に祖母が手作りしてくれた袋をいまだに使っているという人もいた。担当職員の松田安美さん(20)と司書の上田由美子さん(48)は「この地域の人たちにとって本と図書袋がいかに大切なものかが伝わってきた」と口をそろえる。
 来館者向けアンケートの時に実際に使っている図書袋の写真を撮影させてもらい、秋の読書週間(10月26日~11月10日)に合わせて写真展を開くことも企画している。子供時代に使っていた懐かしい袋の実物や写真の持参も歓迎する。
 アンケート用紙は各図書館の窓口か市ホームページから入手できる。6月2日までに持参するか、郵送、ファクス、電子メールで市文化課図書係(〒399―8303 安曇野市穂高6765―2、ファクス0263・84・0116、電子メールazumino-library@city.azumino.nagano.jp)へ送付する。
 問い合わせは市中央図書館(電話0263・84・0111)へ。

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