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マスターズ水泳で日本記録 寺平結さんが18~24歳女子バタフライ25メートルで

 松本大学(松本市新村)スポーツ健康学科3年の寺平結さん(20)=松本市筑摩1=が、今月上旬に長野市で開かれた日本マスターズ水泳短水路大会長野会場の18~24歳女子バタフライ25メートルでマスターズ日本記録を樹立した。12秒68の好記録をたたき出し、従来の日本記録を0秒03更新した。本年度で本格的に競技を続けるのは最後と考えており、競技生活の集大成の年を好発進し「周囲の人たちに支えてもらってきたので恩返しができる泳ぎをしたい」と闘志を燃やす。

 マスターズ水泳には本格的に競技に取り組む選手から生涯スポーツとして楽しむ人まで幅広い層が参加する。日本マスターズ水泳協会がさまざまな大会を開催している。
 寺平さんは昨年の大会では12秒73でわずかに日本記録を更新できなかった。「悔しい思いをしたので今年は絶対に切りたい」と強い思いで臨んだ。「25メートルの短い距離はスタート、浮き上がり、タッチの全てがかみ合わないといけないので難しい」という。調子はよくなかったというものの、磨きを掛けたスタート直後に行うドルフィンキックでリズムに乗った。泳ぎ終わって記録を確認すると「うれしかった。肩の荷が下りたという感じだった」と笑顔を見せる。
 5歳から水泳を始め、松商学園高校3年生のときには国体のほか、目標にしていたジュニアオリンピックカップにも出場した。「目標を達成して燃え尽きた感があったので水泳を辞めようと思った」。しかし、長年続けてきた「学校と水泳」という生活が変わることが「怖かった」といい、大学1年の冬に大町スイミングスクール(大町市)に移籍して心機一転、さらなる高みを目指し始めた。
 今季の目標はインターカレッジ(インカレ)出場を掲げる。大学1年時にも出場しているが「順位は後ろから3番目だった。でも、燃え尽きた感じで泳いでいたので悔しさもなかった」と振り返る。再び"勝負魂"に火がついた寺平さんは「ベストタイムを出したい」と力を込める。