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健やかな成長願い股くぐり 波田の仁王門、きょうまで

 松本市波田上波田の仁王門阿弥陀堂にある県宝・木像金剛力士像の股の下を幼い子供がくぐる伝統行事「仁王尊股くぐり祭」が20日、2日間の日程で始まった。市内外から大勢の家族連れが訪れ、わが子の健やかな成長を願った。21日も行われる。
 行事は、かつてはしかが流行した時に金剛力士像の股下をくぐったら症状が軽く済んだという故事に由来する。仁王門前には多くの親子らで行列ができ、上波田高齢者クラブの会員らの助けで子供たちは股下をくぐった。恐ろしげな表情の金剛力士像を見た子供たちは大きな泣き声を上げ、見守る両親や祖父母が写真に収めるなどしていた。
 長女の紬陽ちゃん(1)を連れた同市笹部1の小林友香梨さん(34)は「健康で病気をせずに育ってほしい。結構泣いたけれどよく頑張ったね」と目を細めた。波田の古畑義隆さん(68)は孫娘の花村蓮希ちゃん(1)がくぐるのを受け止め「普通でいい。丈夫に育ってほしい」と願った。
 21日は午前9時半~午後4時。アルピコ交通上高地線・渕東駅から徒歩10分ほどにある。