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木曽で「春の蔵びらき」街にぎわう

 木曽町福島にある日本酒とみその三つの蔵が一斉に蔵開きをする「春の蔵びらき」が20日に開かれた。JR木曽福島駅を発着点にしたJR東海の「さわやかウオーキング」のコースにも組み込まれ、街中は蔵巡りをする人たちでにぎわった。

 七笑酒造の試飲コーナーには蔵開き限定の大吟醸や、純米吟醸しぼりたて「山笑」など12銘柄が用意され、来場者は受付で購入したちょこで飲み比べ、気に入った一本を買い求めていた。川合潤吾社長(55)は「やわらかく飲みやすい酒ができた。七笑の酒を知ってもらい、お気に入りを見つけて」と話した。
 父も義父も七笑派だという岐阜県中津川市の会社員・庄野浩史さん(42)は「かん酒が最高。後味がいい」と喜んだ。毎年訪れている同市の会社員・兼松裕明さん(55)は「七笑のお酒が大好き。安定感があり洗練されているが、蔵開きで飲むとさらにおいしい」と満面の笑みだった。
 小池糀店では唐沢裕之工場長(46)らが、蒸した大豆を丸めて発酵させる「みそ玉」の保管場所を案内し、全国にも数カ所しかない昔ながらの製造方法だと紹介した。みそ玉の表面が白い綿毛のような菌糸に覆われ始めており、唐沢さんが「チーズのような独特の風味を生む」と話すと、来場者は興味深そうに眺めていた。
 中善酒造店では、1000円で飲み放題の企画が人気だった。利き酒大会もあり、銘柄を伏せた5種類10本の日本酒を飲み比べ、同じ銘柄を当てる「マッチング」に20人が挑戦した。参加者は「酒の特徴は分かるが難しい」「自信はある」などと言って杯を重ねた。
 中善酒造店の「酒蔵まつり」のみ21日も開催する。南俊三常務(46)は「花見もしながらまつりを楽しんで」と話していた。正午から酒米を使った餅つき、午後2時から木曽青峰高校吹奏楽部のコンサートがある。

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