政治・経済

木祖、大桑両村議選 あす投開票

 木祖と大桑の両村議会議員選挙(ともに定数10)は21日に投票が行われ、即日開票される。木祖は12人、大桑は11人が立候補し、現職はこれまでの実績や活動を中心にアピールし、新人もそれぞれの得意分野に重点を置いて浸透を目指している。各陣営は選挙戦最終日の20日も村内を精力的に回り、最後の訴えに全力を尽くす。

 木祖村は現職6人、元職1人、新人5人が争う。告示日に新人1人が加わったことで、一気に緊張感が高まった。多くの陣営が「定数2超は想定していなかった。票が全く読めなくなった」と口をそろえる。「(告示日に名乗りを上げた)新人の得票数が結果を左右する」と指摘する候補者もいる。
 17日に始まった期日前投票の木祖村の投票者数は、19日午後6時すぎに500人を超えた。村選挙管理委員会は「好調なペース」とする。ある陣営は「若い世代の多くが期日前投票を済ませているようだ。地縁血縁に縛られない一票がどう動くのか全く分からない。従来の『票読み』が通用しにくくなっている」と話す。
 「苦戦」を口にする候補者は、投票率が上昇することで浮動票が投じられることを願いながら「関心を寄せてくれる村民一人一人に対し、心を込めて訴えるのみ」と話す。「適正な議員定数の検討」を訴えている候補者は「地区割り、縁故頼みの従来の選挙では村は変わらない」と言い切り、村内全域の広い層からの支持集めに力を注ぐ。
 大桑村は現新11人が争う構図だが「すでに結果は見えている」とみる陣営が多く、村内にも、そうした見方が広がっている。精力的に活動する陣営がいる一方、一部の陣営からは「盛り上がりに欠ける」との声も聞こえる。
 選挙戦経験のある現職候補は前回選に比べ、選挙カーを走らせる時間や街頭演説の回数が減っているという。「当選確実だから大丈夫と言われることも多い。あまりに熱心に活動しすぎると、逆に有権者に敬遠されるのではないか。どの程度活動すればいいのか」と頭を悩ませる。
 一方、ベテランの現職候補は「緊張感が出た点はいい」と選挙戦を前向きに捉え「村を隅々まで回り、これまでの4年間で何をやってきたのか、この先4年間で何をやるのか訴えたい」と話す。新人候補は「これまで選挙活動に携わったことのなかった若い世代が応援してくれる。若い人が興味をもつ機会になった」とする。
 村議選は地縁・血縁が票固めに影響する傾向があるが、別の新人候補は「はがきや電話でもお願いをしている。最終日まで精いっぱい頑張る」と話していた。

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