政治・経済

木祖、大桑両村議選 ポスターに透ける戦略

 21日に投開票が行われる木祖、大桑両村議会議員選挙の論戦が繰り広げられる中、選挙ポスターにも特徴や工夫が見られる。各陣営にポスターに込めた思いや戦略を聞いた。

 目につくのが、多彩な色使いだ。緑を使った大桑の現職候補は「初めて立候補した時から、自分のイメージカラー」といい、ピンクを使う大桑の女性候補は「若い人に向けたアピール」、黄色を採用した木祖の現職候補は「地元地区のイメージカラー」とする。風景や花の写真を取り入れたポスターも見られ、「景観形成」を公約に掲げる木祖の現職候補は地元からの山並みを背景に使った。
 顔写真を使わず、氏名を強調したポスターも多い。木祖は12人(新人1人はポスターを作成せず)中5人、大桑は11人中6人が氏名強調派だ。大桑のベテラン現職候補によると、村議選のポスターは歴代、氏名のみが主流で、ここ10年で顔写真入りが登場するようになった。現在も氏名のみを踏襲する人は多く、新人候補3陣営も顔写真を使っていない。このうち1陣営の幹部は「狭い地域なので、だいたい立候補者を知っている」とする。
 一方、4選を目指す大桑の現職候補は初めて、顔写真入りにした。この候補は初当選した時は50代で、消防団やPTAの活動を通じて、上の世代にも下の世代にもつながりがあり、「氏名のみで十分だった」とする。しかし、60代後半となった現在は若い世代に顔を知らない人が増えたといい、「若い世代にPRするため」と説明する。
 再選を目指す大桑の現職候補も、前回に続き顔写真入りにした。この候補は村外暮らしが長かったといい、顔を覚えてもらうのが狙いだという。ポスターを作成した木祖の新人候補4人も顔写真を使っており、知名度向上の戦略のようだ。
 同姓の立候補者がいる場合、ポスターからも苦労がうかがえる。木祖の候補者2人は同じ漢字を使う名字だが、読み方は一部異なる。このため2人とも平仮名での表記を取り入れ、名前を大きくするなど工夫を凝らした。
 選挙ポスターは木祖村は44カ所、大桑村は26カ所の掲示場に掲示されている。

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