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妻籠~馬籠の峠越え外国人ハイカー、初の3万人台に

 南木曽町吾妻の妻籠宿と岐阜県中津川市の馬籠宿を結ぶ中山道の峠道・馬籠峠を歩く外国人ハイカーが昨年度、初めて3万人を突破した。妻籠の住民組織・妻籠を愛する会が、峠途中の無料休憩所で通行者を集計している。平成21年度は6000人足らずだったが右肩上がりに増え、10年で5倍以上になった。

 愛する会によると、昨年度の外国人ハイカーは3万1426人で前年度比20・2%増えた。日本人を含むハイカーの全数は同4・1%増の4万9847人で、10年前は2割に満たなかった外国人が6割以上を占めるまでになった。
 欧米からの来訪者が多いといい、愛する会の藤原義則理事長(71)は「中山道はいい所だと評判が広まっているようだ。欧米の人には歩く文化があり、中には峠を往復するつわものもいる」と話す。ポルトガルから訪れたペドロ・シルバさん(48)は「古い建物、木々、人。ベリーグッド」と魅力を話していた。
 藤原理事長は「今後も外国人ハイカーは増える」と予想しつつ「宿泊施設が足りないのがネック」と語る。峠を歩いても名古屋方面などに戻って泊まる人も多いといい、外国人客の増加を木曽全体の観光振興につなげる取り組みが今後の課題と捉えている。

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