政治・経済

松本市議選どうなる投票率 前回選を下回る可能性も

 14日告示・21日投開票の松本市議会議員選挙(定数31)は、42人が立候補予定という激戦の中、投票率の行方も注目されている。投票率は昭和50年4月から下がり続けており、歯止めがかかるのかどうか│。今回は、選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられて有権者が増えたことや目立つ争点もないことなどから、関係者の間では前回の47・49%を下回るとの見方が強い。

 市議選の投票率を予測する上で、7日に投開票された県議会議員選挙・松本市東筑摩郡区の投票率が一つの指標となっている。市内分の投票率は4年前の前回選を1・41ポイント下回る42・85%で、下落傾向が続いている。
 市議選に立候補を予定する中堅現職は「有権者に18歳と19歳が増えたが投票に行かない人も多い。分母が増えた分だけ投票率は落ちる」と分析する。
 実際、県議選・松本市東筑摩郡区の松本市分の投票率は、18歳が30・54%、19歳が18・41%と全体平均を大きく下回っている。進学や就職で新生活を始めたばかりの18歳と19歳も多く、選挙に関心を向けている暇がないという事情がある。
 市議選に立候補を予定している、あるベテラン現職は「今回は新人も多くて激戦になるので投票率が上がる要素はあるが、市民を巻き込んで賛成・反対の議論になるような争点がなく、投票率は前回と同じか微減ではないか」と推測する。ある新人は「前回より下がるだろうが、大きくは下がらないのではないか」とみている。
 高齢化が進んでいる現状と絡めて投票率の下落を予測する見方もある。ある中堅の現職は地元を回った印象として「足が痛いとか腰が痛いとかで、投票に行きたくても行けないお年寄りがいる。投票する権利を行使できない人を、これから先どう支援していくかが課題」と指摘する。
 市選挙管理委員会は投票率向上のため、選挙戦終盤の19日には大型商業施設で「ミス松本」を招いての街頭啓発活動をする。市選管事務局は「前回の投票率より少しでも上げたい」としている。

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