政治・経済

松本市議選、にじむ政党色 立候補予定者42人中11人が公認

 松本市議会議員選挙(14日告示、21日投開票)は、立候補予定者42人のうち政党(国会に議席がある政党)の公認を受けて出馬を予定している人が11人と少なくない。現職がいる共産党、公明党のほか、日本維新の会と立憲民主党も新人候補を擁立する見通しだ。参院選を見据えながら大物国会議員が告示前に応援で松本入りする政党もあり、地方での党勢拡大を視野に活発な動きを見せている。
 政党公認での出馬予定者の内訳は、共産党と公明党が各4人(ともに現職3人、新人1人)、日本維新の会が2人、立憲民主党が1人となっている。前回選は、政党からの出馬は立候補者42人中8人で、今回の方が3人多くなりそうだ。
 政党公認の出馬予定者の一人は「自らの政治信条で政党公認で出馬する」とし、「個人名で候補を知らない人でも、政党に賛同して投票していただける可能性はある」と話す。一方ある無所属議員は「政党の組織力は脅威」と警戒しながらも、「無所属は党の影響を受けず自分の考えで動ける」とし、強みを生かして政党勢力に対抗していく考えだ。
 地方議会選挙では、政党に所属していても無所属で出馬する人は少なくない。そのうちの一人は「都会の議会であれば党籍を打ち出す人は多いと思うが、地方はそういう体質ではない」と話す。幅広い層から支持を得たいと、政党の役職に就いていても無所属で出馬するケースもある。
 統一地方選挙前半の県議会議員選挙で市民タイムスが行った有権者アンケートでは、「支持政党なし」と回答した有権者が半数近くになるなど、いわゆる「無党派層」は多く、無所属の方が無党派層を取り込めると考える候補予定者も多い。ただ政党の公認を受けていても、訴え次第では無党派層を取り込める。市役所を訪れていた有権者の男性(74)は、公認の有無にかかわらず候補一人一人の訴えを吟味する考えで、「有権者はしっかりと情報を仕入れて投票することが必要だ」と話していた。