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外国人富裕層、南木曽に誘客 高級宿泊施設が近くオープン

築200年以上の古民家を改修した宿泊施設

 カヌーやパラグライダーといったアウトドア体験プログラムを提供する高級宿泊施設「Zenagi(ゼナギ)」が4月11日、南木曽町田立にオープンする。「日本の田舎を探検する」をテーマに、外国人富裕層をメインターゲットに据える。30日は、施設を運営するアウトドア観光開発のMENEX(メネックス)社が地元住民や報道機関向けの内覧会を開いた。

 築200年以上の木造2階建ての古民家(延べ467平方メートル)を改修した。1階部分は、開放的な造りの共用スペースとし、木曽産材で地元の木工職人が手掛けた家具を置いた。食事は和食か洋食を選択でき、いずれも「ミシュランガイド」の星付きシェフがメニュー開発に携わり、地元食材を使った料理を提供する。
 三つの客室(1室の宿泊人数は最大4人)には、それぞれ階段があり、1階部分に木曽ヒノキの浴槽があるバスルームとトイレ、2階にリビングと寝室を設けた。
 アウトドア体験は元五輪選手らがプログラムの企画、開発に携わった。町内の柿其渓谷で沢下りを楽しむ「キャニオニング」や、田立地区を電動マウンテンバイクで回り、茶摘みや和紙すきなどを体験する「農村ライド」など七つのプログラムを提供する。社長の岡部統行さん(41)は「日本人が忘れてしまった田舎の良さを発信したい」と話している。
 料金は1泊3食、アウトドア体験付きで1人12万円。