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中島暁君 テニスU-14日本代表に

  テニスの日本代表ナショナルチームのジュニアナショナル選手(U-14)に今年、塩尻市丘中学校1年でエムスタイルテニスアカデミー(松本市)に所属する中島暁君(13)が選ばれた。男子は全国で2人しか選出されておらず、県出身選手では初の快挙だ。中島君は「誰でも選ばれるわけではないのでうれしいけれど、だからこそ自覚と責任を持ちたい」と力を込める。将来は世界を視野にプロを目指す覚悟で、4大大会の出場権が得られる「世界ランキング100位以内」の目標に向かって一歩を踏み出した。

 中島君は小学生のころから全国大会の常連選手として活躍している。ストロークだけでなくボレーで攻めたり、多彩な球種を操ってタイミングを外したりするプレースタイルが持ち味だ。エムスタイル代表の斉藤政宏コーチ(43)は「テニスの内容に可能性があるということで選ばれた。将来性も含め、現時点で世界を目指せる選手という評価だと思う」と話す。
 小学校5年生のときには、元プロテニスプレーヤーの松岡修造さんが主宰する強化キャンプ「修造チャレンジ」に招待された。世界トッププレーヤーに登り詰めた錦織圭選手もジュニア時代に参加したキャンプで、国内トップレベルの選手が集う中でしのぎを削った。しかし小学生時代は全国大会で優勝を狙えると言われながらも8強止まりだった。中学1年生の昨年10月の大会で準優勝を果たし、一つの壁を破ってきっかけをつかんだ。
 ナショナルチーム入りした今年は、全国大会に予選免除の「ワイルドカード」で出場できる。直近の最大の目標は5月の全国選抜ジュニアでの「優勝」で、目標を達成して一層の飛躍を期す。
 ナショナルチームは1年更新で、来年また選ばれるかは分からない。「簡単ではないけれど食らい付いていきたい」と中島君。斉藤コーチも「プレッシャーに押しつぶされてしまう選手もいる中で、もがきながら向上してほしい。ここで生き残れる選手しか世界には行かれない。成長の糧にしてほしい」と期待する。