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塩尻社福センター あす閉館 築40年余 老朽化著しく

 塩尻市郊外のみどり湖畔にある市社会福祉センターが、30日で閉館する。高齢者や障害者らが無料で利用できる施設で、近年は年延べ約1万5000人が入浴や催し物を楽しんだ。ただ施設の老朽化が著しく、市全体の福祉施設の見直しもあって、40年余の歴史に幕を閉じる。

 昭和51年に開館した同センターには77畳のステージ付き大広間や風呂、休憩室があり、老人クラブの会合やカラオケ愛好グループなどさまざまな団体や個人が利用してきた。職員の看護師が血圧を測ったり、健康相談にも乗ったりした。併設のふるさと創作館では、水彩画や木彫りなどの教室も開かれていた。
 週2、3回は訪れたという塩尻町の土田国子さん(79)は、風呂を楽しむほかに、煮物や菓子を持ち寄って仲間と一日くつろげたと振り返る。「職員が荷物を運んでくれたり、風呂上がりに飲み水を出してくれたり。温かい所だと心から思う」と閉館を残念がっていた。
 4月1日には、市東部地域の福祉拠点となる「ふれあいセンター東部」がJRみどり湖駅近くに開所する。健康ホールや風呂、交流スペースなどを備えた施設で、市長寿課の小林喜代美課長は「東部ふれあいセンターをぜひ利用してほしい」と呼び掛けている。
 社会福祉センターの建物は新年度中に解体し、更地にする。