政治・経済

安曇野しゃくなげの湯 周辺の整備完了

 安曇野市穂高有明の日帰り温浴施設・安曇野しゃくなげの湯の建設に合わせて進めてきた公園など周辺一帯の整備が28日、しゅん工した。旧しゃくなげ荘の解体、八面大王足湯の移設などを含め約5億3000万円を投じた。平成21年3月に穂高地域審議会から提言を受けて丸10年、計画した事業を一部取りやめるなど変更を重ね、ようやく「山麓エリアの観光・交通の拠点」が完成した。

 なだらかな傾斜地に芝生や散策路、フランス発祥の球技・ペタンクのコートなどがある温泉公園(1・4㌶)を造り、約250台分の駐車場、足湯、待合所、電気自動車(EV)の充電器などを整えた。建設に14億4000万円をかけて28年10月にオープンした安曇野しゃくなげの湯と合わせると総事業費は約19億8000万円になる。国が返済の7割を負担する合併特例債を活用した。
 市は28日に現地でしゅん工式を開き、記念に桜を植樹した。宮澤宗弘市長はあいさつで「(農産物直売所の)ビフ穂高、しゃくなげの湯など周辺施設と一体となって相乗効果を図りながら、さらなるにぎわい創出の場所として発展することを願う」と述べた。
 一連の整備は、観光拠点の整備を望む地元の住民や観光事業者の声を受けて始まった。25年9月の「広報あづみの」に掲載した計画概要には、屋外ステージ、屋根付き人工芝のスポーツ広場の建設も盛り込まれていたが、地元との調整や経費見直しで実施せず、最終的には芝生や木立となった。工事内容や設計の変更に伴う予算の減額補正も相次ぎ、詰めの甘さが露呈した。