教育・子育て

県陵に初の女子応援団長 新3年生の杉本芽生さん

応援団の新3年生。全員女子で杉本さん(前列中央)が団長に就いた

 松本県ケ丘高校で、史上初の女子の応援団長が誕生した。同校の応援団は、平成29年度の入学生から女子の入団が認められ、この時の入団生が来年度に3年生になる。厳しい練習に耐えてきた新3年生団員は全員女子で、この中から杉本芽生さん(17)が団長に就任した。27日は新入生向けのオリエンテーションで応援練習があり、団長ら新3年生が迫力のある声で気合を入れて威厳のある姿を見せていた。

 松本県ケ丘高では、生徒会の応援委員会が応援団を組織している。杉本団長以下、副団長に加藤杏さん(17)と牧内楓歌さん(17)が就いた。ほかに坂爪姫杏さん(17)、柳澤夏香さん(17)、伊藤花織さん(17)が最高学年だ。当初は同学年の男子団員もいたが、辞める団員も多く、6人の女子生徒が団を仕切っている。
 27日の応援練習では学ラン姿の応援団が登場し、新入生に松本県ケ丘高の「三大精神」や「校歌」などを教え込んだ。3年生は起立した新入生の間を歩き回り、「もっと声を出せ」「返事が小せえ」と気合の入った声で指導していた。
 応援団長という肩書に、「伝統を自分が背負えるうれしさと、それを重く感じる両方の気持ちがある」と話す杉本さん。「女子だから変えていけることもある。よりよい形で次世代につないでいきたい」と表情を引き締めた。
 4月から本格的に新入生の応援練習が始まる。杉本団長は「憧れられる応援団になりたい」と意気込んでいる。