教育・子育て

王滝中が近隣町村に編入へ 村が3年先めどに

王滝村中心部にある王滝小中学校。中学校について村は近隣自治体の中学校への編入(就学委託)を目指す方針を固めた

 少子化に伴い児童・生徒数が減少している小中学校の存続方法について、保護者らと会合を重ねている王滝村が、中学校について近隣自治体の中学校への編入(就学委託)を目指す方針を固めたことが26日、分かった。移行時期について村教育委員会は「近隣自治体や学校同士のすり合わせはこれから始まる。少なくとも3年は必要」としている。小学校については、現状の授業体系に近い形で維持させながら、異なる学年の子供が一緒に学ぶ複式化へ数年後の移行を目指す。

 村の小学校に来春の新入生がいないと見込まれる中、村教委は「学校教育を語る会」を昨夏から定期的に開いてきた。10月からは教育委員会だよりを発行し、考えられる選択肢や、それぞれの利点、欠点を示しながら、保護者から意見を聞いている。
 「中学校の就学委託による編入学」については「大人数の中で就学することで学校行事や部活動が多様化する」といった利点を示す一方、欠点として「通学時間がかかる。大きな環境変化に適応せざるを得ない」などと示していた。
 村は今月6日、保護者に方針を説明し、住民には回覧で示した。同日に発行した教育委員会だよりでは、編入が想定される木曽町と上松町の中学校を示し、バス通学の所要時間も示した。各校の生徒会活動や部活動も一覧で紹介している。
 村内の小学校については、現在も体育や音楽といった技能系の授業は複式で行っているため、「移行しやすい授業」から複式化されていく見込みだが、指導する教員側の準備も必要となる。