政治・経済

松本市議選、なり手不足どこ吹く風 定数31に43人が出馬予定

今市議選の立候補予定者らを対象に開かれた事前説明会(15日、松本市勤労者福祉センター)

 4月14日告示、同21日投開票の松本市議会議員選挙の立候補予定者数が、市民タイムスの取材で25日現在、定数31に対し43人に達している。すでに平成27年の前回選の立候補者数(42人)を上回った。地方議員の「なり手不足」がいわれる中、定数を超えてこれだけ多く名乗りを上げる状況は珍しい。背景には、例えば市民参加で松本城を守り続けたり花いっぱい運動を盛り上げたりと、市民が積極的にまちづくりに関わろうとする土壌があるようだ。一方で、立候補者数だけでなく、議員としての「質」を求める声も聞かれる。

 立候補者(予定者数)数を定数で割った"競争倍率"は、今松本市議選が現時点で1・38倍だ。同じ日程で行われる今塩尻市議選は、定数18に対して20人が立候補を予定し1・11倍になる。平成29年の安曇野市議選は定数22に対し26人が立候補して1・18倍になっており、松本市議選が高いことが分かる。
 最近の松本市議選を見ても、平成の大合併による特例措置を経て現在と同じく全市域を一つの選挙区とし定数も31となって以降、平成23年の前々回選は39人が立候補して1・25倍、27年の前回選は1・35倍だった。
 今市議選に立候補予定のある新人は「街に魅力があるからこそ、市政に自分も関わってみたいと思う人が多いからでは。自分もその一人」と語る。
 立候補者数が多いことについて、松本市県1の農業・女性(53)は「選択肢が増えること自体は良い。ただ、しっかり市政のチェック機能を果たし、自分の地元だけではなく、市全体のことを考えられる人にこそたくさん立候補してほしい」と話していた。

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