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松川美術展に村民の秀作111点 高校生、地元団体も出品

古い絵馬をデジタル技術でよみがえらせた作品とプロジェクトチームのメンバー

 松川村美術会は24日まで、村すずの音ホールで「第6回松川村美術展」を開いている。今年は、村内の優れた芸術・文化を掘り起こそうと、会員作品に加えて、村内の高校生や地元団体の作品も展示している。絵画、彫刻、工芸、写真など111点があり、多彩な分野と幅広い世代の力作を紹介している。

 村教育委員会や神社総代会、学識者でつくる「松川村奉納絵馬プロジェクトチーム」は、明治時代に製作されたとみられる大和田神社の絵馬3枚の絵柄をデジタル技術で再現した。安曇野市の絵師・望月硯齋(1843~1909)が描いた絵と俳句で構成される絵馬で、全6枚のうち保存状態がいい3枚の写真をパソコンに取り込み、デジタル画像で再現した。発見時の写真とデジタル画像の写真を並べて比較できるように展示しており、メンバーの吉澤玄秀さん(73)は「神社の魅力や製作した先人の思いを感じていただけたら」と話す。
 高校生は、南澤佳奈さん、梨田彩乃さんがそれぞれに描いた、第71回中信展の入選作品の油彩画を飾っている。
 村美術会員の作品は、雪の中で捉えた愛らしいライチョウの写真や、写真に絵の具で色を付けた絵写真、躍動感ある彫刻などがある。絵の具をコーヒーで溶いて描き、作品の表面が香るユニークな絵画もある。池田美術協会の作品も展示している。
 村美術会の中山邦彦会長(75)は「多彩な才能が楽しめる作品展。ぜひ若い人にも足を運んでもらい魅力を感じてほしい」と話している。午前9時から午後5時(24日は4時)で入場無料。

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