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「新宿タイガー」原田吉郎さん映画に 

 松本市波田出身で、東京・新宿で虎のお面などの奇抜な姿で新聞配達をしている「新宿タイガー」こと原田吉郎さん(71)のドキュメンタリー映画が完成した。上映を前に帰郷した原田さんが19日、市民タイムスなどの取材に応じた。「地元(出身)にこんなやつがいたと思ってもらえれば」と話し、虎として生きている人生や映画の魅力を語った。

 原田さんは梓川高校から都内の大学に進み、2年で中退した在学中から新聞配達を続けている。24歳のときに神社の祭りで売っていた虎のお面を見て「虎になる」と決意し、その場で30枚を買って日常的にかぶり始めた。なぜ虎なのかは「直感だから理由はない」という。
 今もそのうちの1枚を付け、派手な服やかつら、造花、ぬいぐるみなど重さ10キロほどになるまで増やしてきた。その姿で自転車をこいで朝刊と夕刊を配達し、集金もこなす。「ラブ&ピース(愛と平和)」を信念に、「シネマと美女をこよなく愛する」姿勢を貫き、メディアにも度々取り上げられる。
 映画は2年前に36回に分けて撮影した。原田さんの日常や親交のある俳優やまちの人たちのインタビューから、「新宿タイガー」と受け入れるまちの魅力に迫る。原田さんは「美しい映像にまとめてもらい、感無量。世界を飲み込むすごいまち・新宿をいろいろな角度から見てほしい」とPRしている。
 ドキュメンタリー映画「新宿タイガー」は、22日に都内で公開される。松本では、NPO法人コミュニティシネマ松本シネマセレクト(宮嵜善文理事長)が5月25日にまつもと市民芸術館で上映会を計画している。上映会の詳細は4月下旬ころ松本シネマセレクトのホームページに掲載される。問い合わせは松本シネマセレクト(電話0263・98・4928)へ。