地域の話題

協力隊員の奮闘実る 大粒で甘~い坂井イチゴ大好評

パック詰めされる収穫直後のイチゴ

 筑北村の坂井いちご園で栽培されたイチゴが例年以上に好評だ。今年は昨年より大粒で、繊細な甘みが楽しめるという。これまで試行錯誤して積み重ねてきたノウハウが実を結び、宿泊施設や農産物直売所、菓子店などへの出荷量も大幅に増えていて、関係者はよりおいしいイチゴづくりに意欲を高めている。

 同園では、村地域おこし協力隊の西澤智也さんと田村一也さんが中心となり、7人体制で出荷用にとちおとめを、イチゴ狩り用に章姫と紅ほっぺをビニールハウスで育てている。
 過去の視察を通じて縁ができた栃木県などのイチゴ農家や長野県、村の指導を受けて栽培方法を改善してきた。耕運機を導入してやわらかい土づくりをしたり、液肥の濃度管理を徹底したりするなどした。雑草取りや虫よけなども丁寧に行い、イチゴが育ちやすい環境をこれまで以上に整えた。
 その成果もあり、今年は昨年の同時期より2600パック(300グラム入り)多い1万2500パックを出荷し、イチゴ狩りに訪れた人も14日までに家族連れなど395組と2倍になった。村内の温泉宿泊施設や農産物直売所には完熟で出荷しており、すぐに売り切れる時もある。地元から「今年のイチゴはおいしいねえ」という声が多数寄せられていて、関係者の喜びもひとしおだ。
 西澤さんは「今年は需要が高くうれしい悲鳴だ。イチゴの本場にはまだまだ及ばないが、伸びしろがあると思って取り組んでいきたい」と話している。