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山形の麻和博さん、ラジコンで世界に挑む 17日からギリシャで選手権

世界選手権大会に向けて練習を重ねる麻和さん

 山形村下竹田の麻和博さん(65)は、17~23日にギリシャ・クレタ島のイラクリオンで開かれる無線操縦(ラジコン)の飛行機の世界選手権大会に出場する。屋内でラジコンの模型飛行機を曲技飛行させる競技で、3人の日本代表の1人になった。村内の公共施設で練習を重ねて準備を整え、世界から強豪が集まる舞台に臨む。

 「F3Pインドア曲技飛行機世界選手権ギリシャ大会」の規定種目に出場する。昨年11月に埼玉県越生町で開かれた日本選手権で2位に入った。優勝したフリー種目は世界レベルに達していないと考え、規定に集中する。
 規定は5分間の演技時間で行われる。早足で歩くほどの速さで飛ばし、垂直上昇や空中で停止させるホバリング、45度の角度を付けた上昇・下降、「8」の字の形に水平飛行させて機体を回転させる「ローリングサークル」などの技を交える。
 審査は、定められた進行方向に対して飛ぶ方向が大きくずれると減点するなどの考え方で行われる。イメージトレーニングが大事で、麻和さんはパソコンのフライトシミュレーターなどで規定のルートを覚えるという。
 機体は名古屋市の仲間が製作した。骨組みに炭素素材を、翼に厚さ1ミリの発泡ポリプロピレンや3ミクロンのペットフィルムなどを使い、ドイツ製の軽量モーターとプロペラを採用した。重さを68グラムに収め、曲技飛行のかぎとなる軽量化を実現した。
 麻和さんは高校1年でラジコン飛行機を始めた。空気より重いものがなぜ飛ぶのか、という素朴な感覚から入り、当初は新聞配達のアルバイトをして費用をつくったという。就職してからも仕事と並行して続けた。屋内飛行機歴は15年ほどで、曲技と制御に必要な技術習得に魅力を感じている。世界選手権への出場は3回目となる。
 海外で模型は「キング・オブ・ホビー」といわれる。麻和さんは「機体が世界のレベルに近づいており、より上位を目指したい。世界中の人たちが機体製作を試行錯誤している。国内の同好の士に、操作技術や機体製作の動向を伝えたい」と意気込んでいる。

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