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松養高等部の田中仁君 パラ駅伝 初の県代表

 県松本養護学校高等部2年の田中仁君(17)=塩尻市大門並木町=が、24日に東京都内で開かれる「パラ駅伝inTOKYO」(パラリンピックサポートセンター主催)に県代表として初出場する。知的障害者が走る5区にエントリーし「区間賞を取りたい」と意気込む。「パラリンピック出場が目標」と5年後のパリ大会を見据えて練習に励んでおり、将来に弾みを付けるためにもパラ駅伝で好記録を狙う。

 障害者と健常者が一緒にたすきをつなぐ大会で、伴走者を含めて1チーム9人が出場する。総距離は8区間の18・736キロで、各区間は2・342キロとなる。田中君が走る5区はレース終盤で上位争いするための重要な区間で「後ろの人に貯金をつくれる走りをしたい」と力を込める。
 塩尻市桔梗小学校のときに陸上競技を始め、広陵中学校でも中長距離選手として活躍した。松本養護学校に進んでからは一人で自主練習に励んでいる。悪天候のとき以外は毎日走り、体幹トレーニングもこなす。速い選手のレースを見ながらフォームの研究にも余念が無く、苦手なラストスパートの強化のために短距離練習も取り組んでいる。
 広陵中時代の1学年先輩には、昨年12月の全国高校駅伝で5位入賞し、1区で区間3位の快走を見せた佐久長聖高校の松崎咲人選手=3年=がいて「目標で憧れの先輩」。テレビ中継を見ながら応援した全国高校駅伝では、トップを走っていた松崎選手が最終盤で抜かれ、区間賞が取れなかったことが自分のことのように悔しかったという。「いつか自分が区間賞を取る」と誓った瞬間でもあり、パラ駅伝での区間賞に強い決意をのぞかせる。
 長野県チームの最高成績は第1回の4位で、昨年は8位入賞だった。今大会は7位以上が目標で、チームの主将で県松本保健福祉事務所職員の小林和久さん(43)は「仁君の走りが重要になる。自信を持って走ってほしい」と期待を込める。

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