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安曇野市内6駅 10月から無人化 乗車券の販売取りやめ

 安曇野市は12日、市内のJR6駅を9月末をもって無人駅にする考えを明らかにした。対象となるのは安曇追分、有明、柏矢町、中萱、梓橋の大糸線5駅と篠ノ井線田沢駅で、JR東日本から業務委託を受けている市の判断で日中の乗車券販売を廃止する。利用者アンケートの結果、駅員がいない間の不便を感じる人は少ないとして業務縮小を決めた。

 市議会経済建設委員会に説明した。対象の6駅に自動券売機はなく、午前7時~午後5時の時間帯に駅員が窓口で切符を販売している。10月からは終日発券をしなくなり、利用客は乗車駅証明書や自己申告により降車駅や車内で運賃を精算する。定期券は豊科駅や穂高駅など周辺の駅で購入することになる。
 対象6駅の1日平均の乗車人数は200~500人台で、市が昨年7月に6駅で実施した利用者アンケートでは、切符や定期券をその駅で「あまり買わない」「全く買わない」と答えた人の割合が計51%だった。「駅員がいない時間に不便や不都合を感じることはあるか」との問いには「ない」「わからない(あまり感じない)」が計83%に上った。この結果を基に無人化を決めた。人件費、通信費などの削減で約550万円の経費が浮くと想定する。
 今後、9月末の委託契約解除に向けたJR東日本長野支社との協議や区長会への説明、市の広報や駅構内の掲示での周知を行う。市商工労政課は「地域住民にとって寂しさはあると思うが、行政のスリム化を考える中で削減に至った」と説明している。

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