連載・特集

2019.3.22みすず野

 山形村の大型店の広い駐車場が、車でほぼ満杯という時間帯に出くわし、驚いたことがある。近くのアルウィンで、サッカー松本山雅の試合が行われていたからだった。伊那市の大型店の共同駐車場でも同じことを、2月経験した◆こちらは山雅の試合ではなく、「ご当地ソングの女王」と言われる歌手が、伊那市高遠の桜を歌った新曲のキャンペーンで、大型書店を訪れており、大勢のファンが詰めかけていたのであった。店内にその曲が流れ、CDを買って並んだファンの一人一人に、彼女は愛想よく話しかけ、握手していた◆曲がヒットするか、それはわからないけれど、ふと思ったのは、松本には当地を代表する、誰もが口ずさめるような歌謡曲がない、これからでも何とかならないか、ということだった。例えば、山口洋子が作詞し、五木ひろしが歌う「千曲川」は、旅愁漂う名曲であり、今後も長く歌い継がれよう◆歌謡曲の時代ではないとはいえ、時代を超えて歌われる曲は多く、若い人でもカラオケで披露するから不思議である。「松本と言えば、この歌でしょう」がほしい。「あずさ2号」? 松本が舞台ではない。

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