連載・特集

2019.3.20みすず野

 外国人観光客の増加は、当地にとっても喜ばしいことだが、外国人労働者の受け入れ拡大(今後5年間で最大34・5万人)は、問題山積と言われる。受け入れ見込みが多い業種は、人手不足が著しい介護業、外食業、建設業、農業、飲食料品製造業、宿泊業などだ◆その労働者たちが将来、永住する可能性も高く、移民国家への道を開いた決定(安倍首相はそうは述べていないが)とも。問題の第一は、低賃金によるサービスが広まり、日本人の賃金も上がらないというか、引き下げられるのではとの懸念。いまでさえ格差が広がり、階級社会が生まれつつある◆階級社会は対立、排他を生み、受け入れられない人たちの疎外感を強める。政治は硬直化、保守化し、現に欧米各国がそうなっている。外国人労働者も当然、健康保険、介護保険に入る。健康保険は配偶者、子どもなど扶養家族も給付対象になり、母国在住の場合は?といった問題も生じよう◆公的年金は支払われるのか。よくわかっておらず、法整備されていないのではないか。とりあえず人手不足を補ってもらおう、程度の話では済みそうにない。4月からスタートである。

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