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豚コレラ対処 陸自が貢献 松本駐屯地の2隊表彰

 県内の養豚場で豚コレラが発生した際に的確な対処で感染拡大防止に貢献したなどとして、陸上自衛隊は、松本駐屯地の第13普通科連隊と、後方支援に当たった松本駐屯地業務隊に部隊表彰を贈った。27日に松本駐屯地で表彰式を開き、過酷な任務を完遂した隊員たちをたたえた。隊員たちは表彰を胸に、社会の安全を守るために力を尽くす決意を新たにした。

 表彰式には第13普通科連隊の隊員約150人と駐屯地業務隊の隊員約50人が出席した。東部方面総監の高田克樹陸将が駐屯地業務隊の花里圭佑隊長(2等陸佐)に、第12旅団長の田尻祐介陸将補が第13普通科連隊の岩原傑連隊長(1等陸佐)にそれぞれ賞状を手渡した。
 第13普通科連隊は今月6日、県知事から災害派遣要請を受け、前日に豚コレラの感染が確認されていた上伊那郡宮田村の養豚場に派遣された。「県豚コレラ対処災害派遣部隊」として約80人が現場に向かい、過酷な状況下で、豚の誘導や殺処分した豚の運搬処理、養豚場の除染や清掃などの作業をした。
 松本駐屯地業務隊は現場から帰ってきた隊員が快適な環境で過ごせるよう、24時間体制で後方支援に当たった。制服の洗濯や売店の営業、入浴設備の稼働、自衛隊車両への給油などを行い、厳しい任務を終えた隊員の心のケアにも尽力した。
 表彰式で田尻陸将補は「大きなストレスを感じる現場で黙々と作業する姿が頼もしかった。ご苦労さまでした」とねぎらい、高田陸将は「現場から帰ってきた隊員が安心できる環境をつくってくれた」とたたえた。
 松本駐屯地広報は取材に「社会の安全を守るために、即動部隊(第13普通科連隊)とサポート部隊(駐屯地業務隊)それぞれが、今後もより一層訓練に励みたい」と話した。

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