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信大医学部長に中山氏 ブランド力強化 抱負語る

 信州大学医学部(松本市旭3)は27日、任期満了に伴う医学部長選挙を行い、田中栄司学部長の後任に学部長補佐を務める分子病理学教室の中山淳教授(61)を選出した。任期は4月1日から4年間。中山教授は記者会見を開き、「信大医学部のブランド力を強化し、より高いステータスの医育機関として次世代へバトンをつなぐことができるよう全力を尽くす」と抱負を述べた。

 医学部長選は、教員組織の医学系長と保健学系長が立候補でき、次期医学系長の中山教授1人への信任投票として行われた。同日の医学部教授会で専任教授66人が投票し、信任票が有効投票数の過半数となった。本来の任期は3年間で、病院長と保健学系長の任期とそろえるため今期のみ1年延長する。
 中山教授は力を入れる取り組みとして、国際的に活躍する人材を育成するため医学教育の国際認証取得を目指し、基礎医学と臨床医学を段階的に学ぶ現行のカリキュラムの改革を進めるとした。研究面では、先鋭領域融合研究群のバイオメディカル研究所を中心に異分野との共同研究を活性化し、「夢を持って研究に取り組める環境づくりに努めていく」と意欲を示した。
 医師の地域偏在などの課題にも触れ、信大医学部の魅力や地域医療の重要性を発信しながら県内への医師の定着を図るとし「地道な努力しかない」と述べた。

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