政治・経済

県議選 3人の争い濃厚に 塩尻市区 両現職と元職

 統一地方選の県議会議員選挙(3月29日告示、4月7日投開票)は告示まで1カ月となった。塩尻市区(定数2)には4選を目指す共産党現職の備前光正氏(56)=宗賀、再選を狙う自民党現職の丸山大輔氏(44)=塩尻町、無所属元職で農業の続木幹夫氏(61)=洗馬=が出馬を表明し、3人による選挙戦が濃厚となった。備前、丸山、続木の各氏と無所属新人の元市議・青柳充茂氏=洗馬=の4人が争った平成27年の前回選に比べて当選ラインが上がるため、各陣営とも票の上積みに心血を注ぐ。青柳氏が前回得票した約4500票の行方が勝敗に大きく影響を与えそうだ。

 基礎票のある備前氏は得票目標を1万票と定め、無党派層を含めた党員以外への支持拡大を急ぐ。街頭宣伝を重ねるほか、2月末までに募った支持者の名前を「1000人アピール」と題したチラシにして3月中に市内全戸に配り、輪の広がりを周知する。「地方に健全な政治をもたらすことが国の政治も変える」と声を上げ、安倍政権へ批判的な票の取り込みを図りたい考えだ。
 丸山氏は組織力を生かして後援会支部を市内15カ所に巡らせ、こまめに県政報告会を開き、あいさつ回りをするなど幅広い層への浸透を図る。無所属から自民党公認へ転向したことで、前回選で青柳氏が獲得した票を中心に保守票の上積みも狙い、地盤とは異なる洗馬地区の掘り起こしに力を入れる。政策面では「少子化対策と経済対策の両輪で安心な未来をつくる」と話す。
 続木氏は2月末までに市内2万世帯を自転車で訪問し終えた。得られた人脈を頼りに3月には「2巡目」の訪問を進める。組織体制が整った他陣営に挑む現状を「羊がライオンに向かうような戦い」(後援会幹部)としつつ、地元を軸に草の根で支持拡大を狙い「前回選で青柳氏に流れた洗馬地区票を死守したい」とも語る。旧民進系政治団体・新政信州に推薦を依頼している。
 選挙人名簿登録者数は、昨年12月1日現在で5万5887人(男性2万7786人、女性2万8101人)。

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