地域の話題

下草火災 早くも多発 野焼きに注意呼び掛け

 松本地域では今冬、降雪が少なく乾燥した状態が続いているため、2月中旬以降、下草火災が多発している。例年は3月に雪解けをしてから野焼きが始まり、下草火災が頻発するようになるが、積雪がない今年はすでに例年の3月並みの下草火災発生状況となっている。松本広域消防局は、強風時や乾燥時は野焼きをしないよう呼び掛けている。

 消防局予防課によると、管内8市村では今年、25日までの約2カ月間で、昨年より4件多い30件の火災が発生している。うち2月に発生した火災は前年同期より8件多い20件で、うち10件がたき火や野焼きが原因の下草火災だ。
 消防局は下草火災などを「その他火災」として統計をまとめており、近年は、2月の「その他火災」は平均3・7件で推移してきた。今年2月は例年の3・5倍の「その他火災」が発生していることになる。
 「その他火災」が1カ月間に10件以上発生するのは、例年野焼きが始まる3月以降だという。気象庁のホームページによると、松本市沢村などの2月の降雪量は統計上0センチとなっており、雪が積もっていない分、野焼きが例年より早く始まっているとみられる。積雪ゼロは、空気の乾燥にもつながっているという。
 消防局は野焼きをする際の注意点として、▽強風時、乾燥時は野焼きをしない▽消火用の水を用意する▽火から目を離さない▽1人で作業しない│を挙げる。火が服に燃え移ったり、煙を吸い込んで動けなくなったりすることもあるといい、「火が拡大したら無理に消火しようとせず、すぐに119番してほしい」と呼び掛けている。
 春の火災予防週間は3月1日に始まり、消防局は引き続き火の取り扱いへの注意を呼び掛ける。

連載・特集

もっと見る