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松本の富成常幸さん 72歳 スケート国際大会へ

 松本スケート協会に所属する富成常幸さん(72)=松本市本庄3=が、3月9、10日にオランダ・レーワルデンで開かれるスピードスケートの国際大会「マスターズ国際スプリントゲームズ」の70歳以上75歳未満の部に出場する。ドイツ、ロシアに続く3大会連続の出場で、元五輪選手も挑む世界の舞台に向けて「今年こそは入賞(8位以上)したい」と意気込んでいる。

 500メートルと1000メートルを各2回ずつ滑り、その合計タイムで順位を競う。
 富成さんは趣味で登山やスキーを楽しんでいたが、かつて塩尻市内にあったスケート場でリンク整氷の仕事に携わっていたことがあり、平成26年のロシア・ソチ冬季五輪で活躍する日本人選手の姿に刺激を受けてスケートに本格的に取り組み始めた。毎日のように岡谷市のやまびこスケートの森に通い、中高校生らに交じって滑ってきた。
 マスターズは、29年のドイツ大会に初出場したもののレース中に失格し、昨年のロシア大会は股関節を痛めた状態での出場となり「思った滑りができなかった」と悔しがる。今回は、昨年の韓国・平昌冬季五輪女子スピードスケート500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒選手の練習法を参考に、木製の「一本歯靴」を自作してバランスや重心移動のための体幹などを鍛えてきた。
 指導する元高校スケート部顧問の降旗教彦さん(78)=安曇野市三郷明盛=は「フォームや滑走時のスピードも上がっており、年々進化している」と期待を寄せる。富成さんは3月5日に松本をたつ予定で、「タイムも良くなり、自信を持って滑れるようになってきた。全力を尽くす」と力を込める。
 今大会には日本から12選手が出場する。うち県内からは5選手が出場し、同協会からは松本市出身の百瀬一男さん(73)=長野市=も出場する。