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大震災8年 福島から伝言 松本で避難者支援学習会

 松本市は24日、平成23年3月11日の東日本大震災から丸8年となることに合わせ、市勤労者福祉センターで避難者支援事業交流学習会「福島から伝えたいこと」を開いた。福島県立相馬高校の放送局が作った音声や映像のドキュメント作品を鑑賞し、制作にまつわる話を聞きながら、被災地の現状や住民の心情に思いを寄せた。

 松本市内の市民活動団体9団体が参加している、市東日本大震災避難者支援連絡会(通称・まつもと震災支援ネット)が主管し、福島県立高校教諭で元相馬高校放送局顧問の渡部義弘さんが、作品を紹介しながら制作の舞台裏を説明した。
 23年から27年までに制作された作品8本が上映された。全国的に上演されて反響を呼んだ相馬高校演劇部の演劇作品「今伝えたいこと(仮)」の収録作品や、映像ドキュメント作品「相馬高校から未来へ」など、被災地の現実や住民の心情が高校生の視点で鮮やかに表現されており、出席者に「現状を忘れないでほしい」などのメッセージを発した。
 市によると、市が被災地の情報を定期的に提供している自主避難者が市内に約70世帯ある。市地域づくり課・協働推進担当は「被災地の現状をまずは知り、避難者と交流して何ができるかを考える機会になれば」としている。